私が思うに、独立起業間もない人に最も必要なのは「セールスの経験」ではないでしょうか。
私は、あきばれネットというサービスを提供していて、たくさんの社長さんのご相談にのっています。
既にご商売が軌道に乗っているかたも多いのですが、
「今から起業する予定なのですが、ホームページをどう活用したらよいでしょうか」
という方や、あるいは
「起業したんですが全く売れません。ホームページを使って何とかならないでしょうか」
という感じのご質問を良く頂きます。
私もほんの少し前までは「起業直後で全く売れなかった」身分でしたから、(^_^;
ご相談頂いた方の気持ちは良く分かります。
【会員さんのご相談にのらせて頂いている模様】
今現在、私の会社は社員が7名いますが、いわゆる「営業マン」はおりません。基本的に、「ホームページ」だけで集客・販売しています。ホームページ制作のサービスなどは、50万円以上するケースも少なくないのですが、そうした「高額サービス」を、「1回もお客さまとお会いすることなく」、お客さまからお申込み頂いています。
ただ、こうしたノウハウは一朝一夕に身に付くモノではなく、最初の1年半くらいは「暗中模索」が続きました。(^^ゞ
私はもともと「セールスマン」ではなく、単なる「SE」、あるいは「システムコンサルタント」でしたから、実は「モノを売る苦労」というのを経験せずに独立してしまいました。
そして「知らない」というのは怖いモノで、いかに「モノを売るのが難しいのか」を知らないために、独立に際しても「初年度の売上はこれ位で、来年は最低でもこれ位の売上はあるだろう」なんて、EXCELシートに数字を入れて「机上の計算」だけで独立してしまったのです。
当然、結果は火を見るより明らかですよね。(^_^;
今、当時の自分を振り返ってみると、「セールスのいろは」も分かっていない状態で、よくあんなに無謀な事ができたな、と心から思います。
独立後に順調に売上を伸ばしている人は、一部例外はありますが、基本的に「営業のプロ」、あるいは「販売のプロ」の人が圧倒的に多いです。
逆に営業の現場にいたことがなく、「売った経験」に乏しい人は、例外なく苦労しています。
商売の基本はモノやサービスを「売る」ことでよね。いくら自分の売りたい商品が素晴らしくても、あるいは自分のやりたいサービスがお客さんの役に立つと思っていても、まずは「お客さんに申し込んでもらう」のが最初のステップです。
当然、「お客さんに申し込んでもらう“テクニック”」、即ち「セールスのスキル」がないと、その次に行けない訳です。
近年「起業ブーム」で、サラリーマンを辞めて「独立起業」を目指す人が多いのですが、わたくし的には「セールスの経験」がない人にはあまり独立をお勧めしません。
もちろん私のように、「起業後に地べたを這いずる苦労をする」(^_^;
のも一つの道ではありますが、できれば起業前にセールスの経験を積まれた方が良いと思います。
このブログでも折りに触れてお話ししたいと思いますが、
「独立で成功するかは、営業力(セールススキル)次第」
だと言うことは、ぜひ頭に入れておいてくださいね。