10/23の「カンブリア宮殿」に、米国で「ヨシダソース」を販売している吉田潤喜社長がゲスト出演されていました。
吉田社長は米国で大変有名な経営者で、一文無しから年商200億円のビジネスを立ち上げられました。
私は吉田社長のことは余り知らなかったのですが、吉田氏が出演されたユニークなCMは何度か目にしたことがあり、「あの面白い社長さん」程度の認識でした。
そんな吉田社長を始めてTVで拝見したわけですが、私の予想と
は違って、非常に人間くさい魅力的な人物でした。横綱の朝青龍に似た人懐っこい風貌と独特の関西弁で、誰でもすぐに懐に飛び込める、そんな感じの方でした。
さて、番組で吉田社長がお話しされていたので一番心に残ったのが、
バスに早く乗る
という表現でした。
アメリカの格言らしいのですが、燃料があるかとか、行き先の地図を調べてとか言う前に、まずはバスに乗って運転を始めるのが成功の秘訣とのこと。
乗ってみて燃料がないのに気がついたら、それからガソリンスタンドを探せばいい、という発想です。
普通の人は事前に充分に検討・準備しないとバスの運転を開始しないわけですが、ぐずぐずしていると誰かが先にバスに乗ってしまう、というお話しでした。
要は、チャンスが来たらまずは行動しなさい、考えるのは走り出した後でいい、という意味の格言です。
私はこうしたタイプの人間ではないので、吉田社長の話は大変新鮮でした。
「考えてから走る」か、「考える前に走る」か、この辺は経営者によって意見が異なります。
一概にどちらがよいというものではないですし、恐らく両者のバランスが大切なんだと思います。
ただ吉田社長の話を聞いて感じたのは、「まずはやってみる」というバイタリティーでした。失敗を恐れず、まずは動いてみるという行動力こそが、成功する経営者の資質の一つなんだな、と番組を見ながら感じました。